看板基礎知識
街には様々な看板があふれています。もはや看板は私達にとって身近な存在なのです。こちらでは、知ればもっと看板が身近になるような、看板の基礎知識をご紹介いたします。
そもそも看板とは?
現在、テレビやラジオ、雑誌などで様々な広告を目にすることだと思われます。看板は、そんな広告の元祖とも言われている存在です。
しかし、看板は他の広告と明らかな違いがあります。それは「長期に渡り宣伝する」こと。そもそも看板は設置することを前提とした宣伝方法です。そのためテレビCMのような15秒程度の宣伝でなく、長期間人の目に触れることができます。例えば、駅広告であれば、その駅を利用する方にその存在を長く記憶に留まらせることができるのです。
また、何かを宣伝するという目的以外に、危険を察知するための標識や、道案内の目的も持っています。
看板に保険は必須!
当社では、看板を設置する場合、保険に入ることをおすすめしています。看板は広告といっても、野外に設置する建物のようなものです。そのため、台風や火災などの災害とは無縁といえません。やはり、看板を設置する際には、保険に入ることが必須といえるでしょう。
また、建物に取り付けている看板であれば、建物の保険が適用できるなど、看板の種類によって適用される保険が違ってきますので、詳しくは最寄りの保険会社とご相談ください。
屋外広告の日
日本には、様々なものに記念日が定めていますが、看板にも「屋外広告の日」が定められているのはご存知でしょうか。屋外広告の日とは、1974年(昭和49年)から実施されたもので、「屋外広告物法」が成立したことを受けてのことでした。また、1982(昭和57)年からは9月1日から10日までを「屋外広告美化旬間」とし、ネオンやディスプレイなどの美化運動を呼びかけています。
ちなみに、屋外広告物とは、屋外に存在する広告全般を指す言葉で、通常の看板や電柱広告の他に、アドバルーンやちんどん屋さんも含まれます。
屋外広告物法
看板を設置する場合、むやみやたらに看板を設置していいわけではありません。現在、日本には「屋外広告物法」という法律が定められており、美観の維持や公衆に対する危害を防止しています。
また、最近では、街の美しい景観を保護する「景観法」の制定によって、同法律も改正を行っています。
また、禁止物件と呼ばれる屋外広告の設置を禁止する場所の増加や、これまで届出制だった屋外広告業が登録制に変更するなど、時代の流れと共に、変化し続けています。
看板の素材
野外に設置するという意味において、看板は建物と同じです。そのため、雨風や紫外線にさらされ続けます。そういった理由から、看板を設置する場合は、強度や耐久力を持った素材を選ぶ必要があります。コスト面だけで看板の素材を選んでしまうと、後々問題が生じることがあります。
看板を製作する際には、使用する期間や設置する場所などを考慮に入れて、素材を選ぶことが大切です。